福井市では、賑わいのある中心市街地とするため、様々な活性化施策に取り組んでいます。市街地における再開発事業プロジェクトも進み(AOSSA やハピリンの開業など)、福井駅を中心とした中心部は様々なイベントが行われ、賑わいが戻りつつあります。その一方で、空き店舗及び空地(低未利用地)の活用については、いまだに多くの課題を抱えています。

これまでは、中心市街地の「中央1 丁目のみ」、もしくは「1 階部分のみ」と狭い範囲で空き店舗に関する情報は公開されてきました。ここでは、中心市街地全体を広範囲に、そして垂直方向にも把握できるように、まちづくり福井㈱が情報を提供している中央1 丁目に加えて、順化1-2 丁目、中央3 丁目、大手1-3 丁目、日之出1-2 丁目、手寄1-2 丁目の最新の調査データ(2019 年実施)を公開します。

町丁目別の空き店舗数の割合を算出した一覧をみると(表1)、中央1 丁目が空き店舗数の割合が高いことがわかります。次にその割合が高いのは大手3 丁目となっており、2 階以上の空き店舗の割合が高くなっています。

図1- 調査対象エリア
出典:中心市街地における空き店舗情報のあり方に関する研究
(三寺研究室・藤澤涼太)
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